【ブランド解説】GRIP SWANY(グリップスワニー)【オススメアイテムもご紹介】

アパレル
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GRIP SWANYとは

メーカー公式HPより

GRIP SWANYとは、1848年に誕生したアメリカのグローブブランドだ。

GRIP SWANYはゴールドラッシュで沸くアメリカ西部の採掘者向けにバッファローの皮でグローブを作ったことが始まり。なんとGRIP SWANYは180年近くの歴史を誇る老舗企業なのだ(このことは意外と知られていない)。

このグローブの色は通称「スワニーイエロー」と呼ばれており、明かりが少ない鉱山の中でも視認性が良くなるようにステアハイドという牛革をわざわざ染色している。

1970年代にはデュポン社のケプラー繊維を縫製に使用し、さらにタフに使えるようになり、1985年からは日本人の手の形に合うように日本国内生産が開始された。

余談だがこのデュポン社は他にもコーデュラナイロンなんかも開発している。コーデュラナイロンをよく採用する有名ブランドとしては、ミステリーランチがある。ミステリーランチのブランド紹介については以下の記事をご確認いただきたい。

ここ15年程度は革製グローブ以外のアパレル領域にも本格的に製品投入をしており、難燃加工を施した”BRAZE SHIELD”という製品群がキャンパーを中心に評価されている。

このようにGRIP SWANYは170年以上前からタフなプロダクトを造り続け、絶えず進化をしてきたブランドなのだ。

GRIP SWANYの有名プロダクト

G-1

GRIP SWANYといえばコレ。まずは必ず持つべきレベルの名品だ。

スーパー繊維の一つであるケブラー®アラミド繊維を縫い糸に使用しており、本体はステアハイドのクロムなめし革というものを使用している

数あるGRIP SWANYグローブの原点にして頂点のようなプロダクトだ。

G-2

手首の下に面ファスナーストラップを施してありライディングの際の風の浸入を防げるモデル。

このグローブはアウトドア用というよりはバイク乗りに向けたアイテムだ。よくハーレー乗りのライダーが利用している黄色いグローブがコイツだ。

スロットルを握る部分に補強革アテを使用し、手の形状に合わせた立体裁断を採用しているので、耐久性も◎。

G-3

手の甲に面ファスナーストラップを施し手を包み込むフィット感があり力を使う作業又ロープワークに特化したグローブ。

G-1と比べて着脱がし易いので、着脱が多いシーンではこちらの方が使いやすい。

G-10

1986~1989の間に発売されていたモデルの完全復刻版。

内縫いを施し、手の平全体から甲側まで回ったスウェード革で補強している。

スウェード革はケブラーⓇ糸で二重縫いされ、クライミングビレイの際のロープの熱に対応する。

摩擦とグリップ力を考慮したモデルなので、タフな利用シーンに向く。

G-80

焚き火専用のグローブ。ダッチオーブンなど熱い物にも対応しており、これ1つで焚き火からクッキングまで使用できる。

キャンプを行う際には一つあると良い。

GSJ-98 FP FIELD JACKET

難燃生地ブレイズシールドを使用した焚き火用のアウタージャケット。

燃え難くい本格的焚き火ウエアだ。キャンプ中にダウンやゴアテックス素材のアウターを着ることがあると思うが、火の粉で一撃で穴が開いてしまう。そういった際に、このアウターを羽織ることで穴あきのリスクを減らすことが出来る。

ワークポケットを搭載しており、小物やグローブの収納も出来るので、細かいギアが多いキャンプの際には結構使える。

GSP-55 JOG 3D CAMP PANTS

JOG 3Dデニムキャンプパンツの形で厚手ストレッチツイルを使用しているモデル。

管理人の場合、キャンプはもちろん、普段から街でも使っている。

管理人はこちらのパンツが好き過ぎて大量に所持している。

GRIP SWANYの国内総代理店と修理保証体制

現在は「株式会社スワニー販売」という法人がGRIP SWANYの総代理店として活動している。

GRIP SWANYの場合、グローブの修理を受け付けているが、基本的には糸(ケプラー)部分のほつれの場合に修理を行ってくれる。

革が破れた場合は修理の対象外だ。

一般的な修理保証はしてくれはするが、SnowPeakやMSR、ミステリーランチ等と比べるとやや見劣りする保障体制、というのが個人的なイメージ。

もっとも、ちょっとやそっとのことでは壊れるものではないので管理人は修理を依頼したことはない。

GRIP SWANYの得意分野

GRIP SWANYの得意分野は上記にご紹介した通り、牛革をケブラー繊維で縫製したグローブだ。

近年ではアパレルの展開もしており、どのアイテムも防炎素材やストレッチが効いていたり、大型のポケットを用意しており様々なギアの収納性を考慮した作りが特徴だ。

GRIP SWANYというとどうしてもグローブのイメージがあるかもしれないが、アパレルも非常に魅力的なものが多いので、ぜひ一度手にとってみて欲しい。

まとめ

GRIP SWANYというメーカーについて、簡単ではあるがご紹介をさせてもらった。

非常に歴史の古いブランドであり、今日まで多くのユーザーに好評を得ているのは、炭鉱夫のためのグローブからアウトドアのためのグローブと徐々にターゲット市場を変えながらも絶えず新商品を世に出す姿勢故だろう。

とても頑丈で無骨なGRIP SWANYは、例えばハーレーやジムニーやランクル等の4駆乗りがキャンプをする際にはセットで用意しておくべきレベルだ。コイツがあるだけでその場のシーンに安定感がでる。

近年はコピー品も多いのだが、ぜひこの名品を手に取ってクオリティの違いを感じて欲しい。

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